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ラーニング・ファシリテーション型 1on1 シリーズを投稿します!
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ラーニング・ファシリテーション型 1on1 シリーズを投稿します!

チーム、組織、企業。親子の間でも活用できる、ラーニング・ファシリテーション型1on1について、記事を投稿していきます。お楽しみに!

toiee Lab 亀田
Apr 11, 2022
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ラーニング・ファシリテーション型 1on1 シリーズを投稿します!
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私が知らない間に、社内で広まっていた「新しい取り組み」がありました。それは、「ラーニング・ファシリテーション型の1on1 (ワン・オン・ワン)」です。

1on1(ワン・オン・ワン)とは?

直訳すると、一対一のことで、日本語ではマンツーマンが一般的です。現在、さまざまな企業でも「1on1」が注目され、実践されています。

書籍も、幾つも発行されています。

試しに、Amazon.co.jp で、「1on1」と検索すると、以下のような結果です。

amazon.co.jp で 1on1 で検索した結果

1対1、上司と部下が「他の誰にも邪魔されず」の空間で、どのようにアプローチすれば良いか?について、著者の数だけ理論があります。

どれも、著者の経験に裏打ちされた知見があり、興味深いです。

ピンとくるものがあれば、何冊かご覧いただくと良いと思います。

toiee Lab的、1on1 とは?

私たちの、1on1は、以下のような特徴があります。

  1. 対等な立場で

  2. 離別感を持って(依存関係を持たない)

  3. ラーニング・ファシリテーションをするようなアプローチで

  4. 「立ち現れてくるものに耳を澄ませる」

以下、それぞれを説明します。

(1) 対等な立場(上司と部下の間ではない)

toiee Lab はティール組織と呼ばれる運営をしています。組織階層はなく、フラットです。見た目だけでなく、お互いに「腹を割って話す」「弱みを見せる」「懸念なども、率直に話す」などを積極的に行います。そして、裏表をなくしつつ、でも実行する人が決めます。決まった実行は、応援します。

必然的に、名目的にも、暗黙的にも「階層」がありません。

結果、私たちの「1on1」は、対等な立場で行われます。上司部下ではなく

  • 対等な人間同士

  • あるいは、大切な友達・仲間の間で

(2) 離別感を持っている

上司と部下の関係とは、利害関係が発生します。上司は部下の働きぶりによって業績を評価されます。上司は、部下に成果を上げてもらわないと困ります。つまりは、

「上司が1on1をするのは、自分の業績評価を良くするため」

です。

100%自分のためではないにしても、組織構造上、この呪縛からは逃れられません。このような立場の中で、1on1を実施すると、「個別指導」となりかねません。みっちりと、絞るそんな1on1が行われていることも、よく知られた事実です。

私たちの1on1 は、組織の構造上からも「お互いに責任を持たない」ため、自分の業績のためではなく、

  • 一緒に働く仲間を助けるため

  • あるいは、自分のファシリテーション能力のUP

  • お返し(次は自分が1on1してもらう)

という側面が非常に強いです。

上司部下がいなくて、お互いの業績の依存関係が少ないことで、「助け合う」ことが行いやすくなります。「おかげさま」文化の醸成に1on1が役立っています。

(3) ラーニング・ファシリテーションのように

では、実際に「1on1」になった時、どのようなことをするのでしょうか?

私たちの道具は「ラーニング・ファシリテーション」です。やることは至ってシンプルです。

  1. 「相手の話を深く聞き、相手が自分が考えていることが認識できるように、ビジュアル化する」

  2. 「メタな視点に立てる手伝いをする(緩やかな介入)」

  3. 「立ち現れてくる何かを感じ、現そうと協力する」

私たちのラーニング・ファシリテーション(複数人で行われるワークショップなど)は、既定路線の事実を教え込むのではなく、「集まった人々によって、新しい知を生み出す、創造的な場(創造=学習)」を目指しています。

さまざまなテーマでワークショップをしてきましたが、共通することは

  • 参加者同士が、お互いの主張を理解できるように手助け、

  • その結果、自分の考え、視点が明確になり

  • 「自分がわかること = 他者を理解すること = 他者が必要であること」に気付き

  • さらに、多様な視点が集まったからこそ、生まれる「新しい発見」

  • つまり、立ち現れるものを感じ、形にしようとする

ことです。

このプロセスを多人数ではなく、「話し手」と「ファシリテーター」の1on1で実行します。これが、toiee Lab式(的?)な、1on1 です。

(4) 立ち現れてくるものに耳を澄ませる

体感しないと難しい概念・視点です。

1on1 の中で、「ルーピング」「メタルーピング」と呼んでいるファシリテーションを受け、目の前に「構造化されたボレット」で、さらに上記の2つを促進していきます。

本題から外れても良いから、どんどん話していき、「ルーピング」「メタルーピング」「構造化されたボレット」を実行します。

そうやって、あれこれ話している中で、小休憩を入れます。

話の全体が見える状態になっているので、

  • その全体像が表すものは何か?

  • この中に欠けているものは何か?

  • この全体像は、どこへ向かおうとしているのか?

などを考えます。これが、立ち現れてくるものに耳を澄ませるという行為です。何度か行っているうちに、「洞察(自分で説得しなくても、納得した見解)」が得られるときもあります。毎回ではありません。そんな魔法は存在しません。

しかしながら、回数をこなす中で、新しい発見が起こり、日々の仕事への取り組み方に変化がもたらされます。

1on1 シリーズを投稿していきます

toiee Lab の 1on1 は、どの組織でも使えるか?といえば怪しいです(笑)が、フラットで、自律的で、お互いが信頼して働ける会社を作りたい!と思う経営者には、ピッタリだと思います。

これからしばらく、1on1に関して、解説をしていきたいと思います。

お楽しみに!


【お知らせ】本格的に学びたい方へ

toiee Lab式の 1on1 は、オンラインコースとしてまとめ上げてます。もし、興味がありましたら、ご覧ください。無料プレビューで、しっかり視聴してから、採用するか決められます。

是非、どうぞ。

なお、オンラインコースを受講した上で、「実際に1on1を体験して、実践して学びたい」方向けの「1on1 実践」のプライベートレッスンも用意しております。

「1on1ラーニングファシリテーター」コースはこちら

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