toiee Lab ブログ

Share this post
[Thinkific] コミュニティー機能と、アップデート
blog.toiee.jp

[Thinkific] コミュニティー機能と、アップデート

toiee Lab 亀田
May 10, 2022
Share this post
[Thinkific] コミュニティー機能と、アップデート
blog.toiee.jp
Thinkific community function update

2022年5月に、Thinkificのコミュニティ機能に「コース連携」が登場しました。この記事では、

  • そもそも、コミュニティ機能とは?

  • どんなことができて、何が嬉しいの?

  • コース連携とは何か?

  • コース連携ができると何が良いのか?

を説明します。

例によって(?)、社内の情報共有を兼ねています。読者の方々に、お役に立てれば、幸いです。

では、早速。

Thinkificとは?

Thinkificとは、オンラインコースを提供するためのサービスです。Udemyなどとは違い、独自ドメインなどを設定し、独立してオンラインコースを提供することができます。

Teachable、Kajabi、Podiaなど色々試しましたが、Thinkificを気に入って使っています。結構、良い線だったのがPodiaですが、移動するまでにはなりませんでした。

※ 主な理由は「販売のための設定の自由度」と「日本語化」

Thinkificを例えるなら、オンラインコース界のShopifyです。Shopifyは、楽天やアマゾンなどとは違い、「独自のショップを運営」できます。自分で集客などをする必要がありますが、ビジネスを確立していければ、プラットフォームの都合に合わせる必要がなく、自由に様々な商品、サービスを提供することができます。

ちなみに、ShopifyとThinkificは、どちらもカナダのトロントのスタートアップでした。使っている技術も近いし、発想も近い(アドオンなど)ので、おそらくは技術交流などがあるんだろうなーと思っています。

Thinkificのコミュニティ機能について

コミュニティ機能は、何に良いのか?

オンラインコースを受講する人同士で、交流して、質問、回答、議論ができたら便利ですよね。すでに受講した人、わかっちゃった人が、後輩を育てる。

P.F.ドラッカー曰く、『最もよく学ぶ人は、教えることを強制された人だ(意訳)』です。

つまり、オンラインコミュニティで「教え合う」を実現でき、盛り上げることができたら、受講者にいいことだらけです。

過去のThinkificのコミュニティ機能

Thinkificは、早くからコミュニティ機能を提供していましたが・・・びっくりするほど貧弱でした(笑)。

Teachableなどは割り切って、Circleとうまく連動する仕組みを作っています。Circle.so とは、オンラインコミュニティのためのサービスで、伸びに伸びているところです。ちょっとだけ技術力があれば、SSO(Teachableのアカウントでログインするなど)ができ、シームレス感を提供できます。

シームレスとは?

「シームレス」とは、「繋ぎ目が少ない」「壁が少ない」という意味です。

  • シーム(seam) = 繋ぎ目、縫い目、割れ目、薄層

  • レス(less) = 少ない

つまり、コース受講とコミュニティの間で行き来しやすいことを「シームレス」と言います。逆に、行き来しづらい場合は、「シームフル」というかもしれません(聞いたことはないですが、そう表現できるでしょう)。

オンラインサービス、アプリに置いて重要なことは「シームレス」です。顧客体験が悪いと、使ってもらえませんので。

今回のアップデートについて

少しずつ機能アップされている中で、今回のアップデートは、

「コースとコミュニティが、シームレスになった!」

です。

他のどんなサービスを使っても、ここまではできないだろう・・・というぐらいシームレスになったかもしれません。

※ Circle.soをうまく使うと、もっと良い体験は実現できそうです

Thinkific のコミュニティ機能

今回のアップデートは、「コミュニティ内のスペース」と「コース」の行き来がしやすくなりました。小さい小さいシンプルな機能ですが、色々と可能性が広がります。

まずは、コミュニティ機能について説明します。ポイントは、以下の通りです。

  1. コミュニティでできることは「投稿」「添付ファイル」「コメント」

  2. コミュニティは複数作成できる

  3. コミュニティ内は、複数のスペースで整理できる

  4. コミュニティはアクセス制限できる

(1) コミュニティの基本機能

かなりシンプルです。しかし、シンプルだからこそ、使い方に困らないかもしれません。

投稿画面は、以下の通りです。

投稿をクリックすると、以下のようになります。

タイトルと文章を入れるだけ。文章は装飾できません。Embedもできません。ただテキストを入れるだけ。全然、リッチではありません。ただし、使うことは簡単です。LINEなども、リッチな装飾はできませんが、みんな使っています。あれと同じです。

一応、添付ファイルとして「画像」「動画」「ファイル」をアップできます。

コメントも同じような機能です。

(2) コミュニティは、複数作れる

Thinkificでは、コミュニティは「複数」作成できます。コミュニティは、複数のスペースを持つことができます。

  • コミュニティA

    • スペース(A1)

    • スペース(A2)

    • スペース(A3)

    • ・・・

  • コミュニティB

    • スペース(B1)

    • スペース(B2)

    • ・・・

コミュニティは、複数作成できます(toiee Labの場合は、まだ1つだけです)

コミュニティの見た目は、以下のようになります。とてもシンプルです。

複数のスペースで投稿を整理できる

(3) スペースとは?

コミュニティの中にテーマ別に「投稿先」を分けてもらえる仕組みです。Slackのチャンネルのようなものと思ってください。あるいは、ブログのカテゴリです。それぞれのスペースのテーマに合わせて、投稿先を変えることで情報を整理できます。

ホームには、すべてのスペースの投稿が流れてきます。「フォローしている」には、特定のユーザーの投稿だけを表示します。

つまり、

  • 「ホーム」で、すべての投稿を閲覧

  • 「フォローしている」で、特定の人の投稿だけチェック

  • 「スペース」で、特定のテーマの投稿だけをチェック

ができる仕組みです。

(4) アクセス制限ができる

コミュニティのアクセス制限は、3つです。

  • 生徒なら、誰でもOK

  • 特定のコース・バンドルの登録者なら参加できる

  • 特定のグループなら参加できる

※ only meは、テスト用。閉鎖後のためのもの

なお、「スペースレベルでのアクセス制限はできない」です。例えば、

Bubble入門コースに受講している人は、

  • テックコミュニティの「Bubbleコース・スペース」には入れるが

  • テックコミュニティの「WordPressコース・スペース」は入れない

などができません。

アクセス制限は「コミュニティレベル」で行います。これは、一見不便そうですが、別の面から見ると、とても良い仕組みです。

新機能 : コース連携

今回のアップデートでは、コース連携ができるようになりました。コースと「スペース」がシームレス(継ぎ目が少ない)状態になりました。

初期設定

まず、コミュニティのスペース設定を開きます。そこで、関連付けたいコースを選びます。これだけでOKです。シンプルですね!あおいコースを追加ボタンか、下にあるコースを追加ボタンです。

注意点としては、「1つのスペースは、1つのコース」にしか連携できません。その逆も然り。既にどこかのスペースに連携されているコースは、連携させられません。解除して、やり直す必要があります。

コミュニティ側のスペース

コミュニティのスペースでは、連携されているコースが右に表示されます。

  • 購入者には、「続きを受講」が表示されます。クリックすると、すぐに前回の続きから受講できます

  • 未購入者には、「プレビューコース」ボタンが表示されます。クリックすると、プレビュー登録を促されます

コース側のページ

コース側では、コミュニティのスペースへジャンプできるカードが表示されます。

シームレス

スペースの設定でコースを選ぶ。これだけで、コースとスペースが「ボタン1つ」で行ったり来たりできるナビゲーションが表示されます。シンプルですが、便利です。

コミュニティによる可能性

このシームレスな体験によって、できることが3つあります。

  1. 低コストでサポートを提供できる

  2. エンゲージメントを高めることができる

  3. 他のコースの購入を後押しできる

以下説明します。

また、次のセクションでは、「コミュニティの設計」について紹介もします。

Read more

Share this post
[Thinkific] コミュニティー機能と、アップデート
blog.toiee.jp
Comments
TopNewCommunity

No posts

Ready for more?

© 2023 toiee 亀田
Privacy ∙ Terms ∙ Collection notice
Start WritingGet the app
Substack is the home for great writing